お知らせ

犬と猫 歯石のお話🌰

犬も猫も人間と口の中のPHが違うため、

虫歯にはなりにくいのですが、歯石がたまりやすいです。

 

歯石はケアしないとドンドン着いていきます

 

歯石がひどくなると、歯肉炎を起こして、

 

口臭がひどくなる

 

歯ぐきかが腫れ、出血する

 

歯ぐきがやせ、歯がぐらぐらになりフードが食べずらい、食べられない

 

ひどくなると、歯の根っこから感染して、目の下のほほに穴があく

 

などの、症状が出てきます

歯周病の原因菌が血流に乗って内蔵に影響を及ぼす場合もあります)

 

ケアとしては、歯ブラシで磨く、ガーゼなどで指に巻いて磨く、デンタルガム、

歯にいい噛むおもちゃなど(液体歯磨きなどもあります)

 

出来れば小さい時から習慣づけることがいいのですが実際はなかなか大変です

 

フードも柔らかい物ばかり与えると歯石が着きやすいので、

ドライフードがおすすめです

 

「前歯はなんとか磨けるけど奥歯は難しい」という声もよく聞きます

 

あまりにひどい歯石であれば、スケーラーなどで除去する、

また歯がグラグラな場合は抜くなどの処置をします

 

歯を抜いて大丈夫かという声がありますが

もともと人間より胃酸が強いため、食べ物を丸呑みしても大丈夫です

野生では、味わって食べていては食べ物を取られしまいますから(笑)

 

 

(除去前)

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(除去後)とても綺麗になりました

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ただ、この処置の問題は動物に全身麻酔をかけて行うということです

 

人間のように口を開けておとなしく処置することはできないので

 

その為、年齢や体調などを考慮し、できれば事前検査をして行います

(場合によっては、お断りすることもあります)

 

そして、「これで終わり」というわけではなく、その後のケアが大切

 

そのまま、放っておけばまたもとのように歯石がついてしまいます

 

まだ気になる症状はないけれど、

何かのついでに歯の相談や検診も受けられてはいかがでしょうか

 

早めのケアですこしでも歯を守りたいものです

 

ブラックライトを当ててみました、ピンク色が歯石です

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歯科医の方に聞いた話ですが、

今の時代は昔よりかなり虫歯の治療で来院する方が減ったそうです。

やはり昔より歯磨き習慣がつき、

定期健診など歯への関心が高いからでしょうか

 

金沢市長坂 みどりが丘動物病院

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