お知らせ

🐶犬の乳腺腫瘍ご存知ですか❓

「犬の乳腺腫瘍」ご存知でしょうか

 

乳腺にできる「しこり」には乳腺肥大・乳腺過形成や乳腺炎や腫瘍などがあります

 

乳腺腫瘍はメス犬に多く認められる腫瘍で10才前後から避妊していない子に多いといわれています

 

主に乳頭の並びの皮膚の下にコリコリとしたしこりとなって発症し

多くの場合痛みや違和感は伴いません

乳腺4

乳腺1

(手術前の乳腺腫瘍)

 

犬の乳腺腫瘍は50%が良性、50%が悪性です

 

猫の場合は85%が悪性腫瘍と言われています

 

避妊手術の時期による発生状況の統計としては

発情前・・・0.5%

初回の発情後・・・8%

2回目の発情以降・・・26%

それ以上の時期になるとさらに確率は上がります

 

犬の乳腺は左右5(4の場合もあります)計10の乳房があります

 

発見するにはまず飼い主さんが乳腺にしこりがないか時々確認すること

 

しこりは大小さまざまで、ほっておくと人間のこぶし以上に大きくなることもあります

(引きずったり、本人が気にしてなめたり噛んだり傷つけてしまうことも)

 

予防するには若いうちに避妊手術をすることが提唱されています

 

なお乳腺腫瘍はメスに限らすオスにも発生します

(おっぱいがある以上可能性は0ではありません)

 

治療の第一選択は腫瘍の摘出です。

摘出方法は

・部分または単一切除

・片側乳腺切除

・全乳腺切除

発生部位や病態、犬の状態によります

 

良性腫瘍の場合、完全切除で経過は良好になります

 

悪性腫瘍の場合、再発や転移の可能性があります

 

良性か悪性かは病理検査で判明します

 

なんにしても、気になる「しこり」があるようなら受診をおススメします

 

摘出した腫瘍と術後

乳腺3

 

乳腺2

 

 

 

 

 

金沢市長坂3丁目9-1 みどりが丘動物病院

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